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苦労が絶えず、白髪も絶えない 「老化現象を少しずつ抑えていく」

【大手百貨店・接客担当管理職 Tさん55歳】

お盆休みもなく働き、周囲から後頭部に白髪が増えてきたと言われる。白い部分だけ抜くのも面倒だし、薄毛になりそうだし放置している。だからといって、白髪染めをするのもなんだか気がひける。最近の仕事が忙しく睡眠時間が足りていなかったのもいけないのかもしれない。

【主訴】白髪。慢性疲労。

【相談】

愛先生 なんだかとても忙しそうですね。

Tさん そうなんですよ、店舗の統合や業態の変更などもあり、昨年秋から急激に忙しくなりました。そこから寝不足のせいなのか慢性的なだるさを感じています。この忙しさは、もう少し続きそうです。

愛 お疲れさまです。就寝時間は、だいたい何時ごろですか?

T 深夜2時は過ぎますね。たまにベッドで覚醒してしまい、眠れないこともあります。実際、眠りにつくのはもう少し遅いかもしれません。朝は6時に起きています。

愛 それでは、慢性的に睡眠不足になりますね。耳鳴りや耳に閉塞感を感じることはないですか?

T あります。実は年末に突発性難聴になりました。

愛 そうでしたか。睡眠不足や疲労があるときに、耳の異常が起きやすいとも言われています。このような慢性疲労、寝不足、耳の不調、白髪などの症状を総称して漢方医学では、腎虚(じんきょ)と呼びます。腎虚は、老化現象とも呼ばれています。

T 老化現象ですか。それは、ちょっと嫌な響きですね。

愛 腎虚の特徴として他には、腰痛や頻尿や夜間尿などもあります。思い当たることはないですか?

T あります。腰痛はしょっちゅうですし、トイレに行きたくて夜中に目が覚めることも多いです。まずいですね。何か良い漢方薬はないですか?

愛 漢方薬は、西洋医学の薬と違って一つの薬でいくつもの科の効能をもつことが多いんです。例えば頻尿、耳鳴り、頭痛、腰痛など。腎虚を効能とする漢方薬にはこれらの効能が含まれていることが多いです。また、漢方薬は頓服で効く薬と続けて飲むと効く薬とがあるのですが、腎虚の薬は続けて飲むタイプ。続けて飲むことで老化現象を少しずつ抑えていくことができます。

T 諸々の不調を抑えながら白髪対策もできるとすれば、うれしいですね。具体的には?

愛 六味地黄丸(ろくみじおうがん)、八味地黄丸(はちみじおうがん)、牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)、海馬補腎丸(かいまほじんがん)、参茸補血丸(さんじょうほけつがん)など非常にたくさんありますよ。なかでも、海馬補腎丸と参茸補血丸には動物性の生薬も含まれるため元気がつきやすいと言われています。

T それはいいですね。元気をつけながら白髪と老化対策ができるなんて。どれか続けてみようと思います。気持ちが軽くなりました。

■大久保愛(おおくぼ・あい) 1985年生まれ。秋田の山で薬草を採りながら育つ。2008年昭和大学薬学部卒業。「アイカ製薬」代表取締役。薬剤師/薬膳料理家。漢方専門家として商品開発や企業コンサルティングに携わる。

※ ZAKZAK 2018.8.16記事より転載 https://www.zakzak.co.jp/lif/news/180815/lif1808150003-n1.html

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